日本のタクシー料金は、距離と時間に基づいて計算されます。

しかし、他にも金額が発生するパターンが複数ありますので、意外と知られていないタクシー料金の仕組みを説明していきます。

タクシー料金は、最初に乗車した際に発生する「初乗り料金」から始まります。

この料金には、一定の距離までの運賃が含まれています。

例えば、東京では1.052kmまでの初乗り料金が420円（地域によって異なる場合があります）などがあります。

初乗り距離を超えると、一定の距離ごとに追加料金が発生します。

たとえば、毎250メートルごとに80円追加されるといった具合です。

この距離加算料金は、タクシーが走行するたびに料金メーターに反映されます。

渋滞や信号待ちなどで車が一定以上の速度以下で走行している場合、時間に応じた追加料金が発生します。

例えば、時速10km未満で走行した場合、1分40秒ごとに80円が加算されることがあります。

このような時間加算料金は、車が止まっている間や低速で走行している場合に適用されます。

深夜や早朝に利用する場合、通常料金に割増が適用されることがあります。

深夜割増料金は通常、22時から翌朝5時までの間に適用され、料金が約20%増しになることが多いです。

予約や電話でタクシーを呼ぶ際には「迎車料金」がかかる場合があります。

迎車料金は、タクシーが指定の場所に迎えに来るために発生する料金で、地域やタクシー会社によって異なります。

高速道路を利用する場合は、通常、別途高速料金が加算されます。

高速料金は、実際に使用した区間に応じて支払う必要があります。

特定の区間や空港への移動には、距離や時間に関わらず、定額料金が設定されている場合があります。

これにより、予め料金がわかるので安心して利用できます。

一部の地域では、子どもや高齢者、障害者など特定の条件で割引が適用される場合があります。

また、大雨や災害時には特別料金が適用されることもあります。